毎日のご飯の写真と献立

老人ホームの3月5日の献立表と鶏肉と大根の煮物レシピ

4 min
kenken_cook

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料理歴26年のベテラン調理師です。高齢者向けの食事を工夫しながら作っています。高齢者の方々に喜んでいただけるよう日々努力しています。ブログや高齢者の食事に関する疑問についてコメントをいただけると幸いです。私もまだ学ぶべきことが多いですが、一緒に頑張りましょう!(^▽^)/。

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今日の献立

このブログを通じて、老人ホームでの日々の食卓の様子が、ちょっとでも皆さんの日常に和やかな華を添えられれば嬉しいです。では、詳細なレシピと献立表をイメージしながら、本編をお楽しみください!

  • ホッケの照り焼き、ぜんまいとじゃが芋の煮物、春菊の辛し和え
  • 鶏肉と大根の煮物、カリフラワーとベーコンの炒め物、五目豆

昼ご飯のレシピと献立表

昼食の献立は、超高齢社会における栄養補給を目的としています。以下は、昼食で提供される料理の詳細です。

ホッケの照り焼き

ホッケの照り焼きは、香ばしい照り焼きソースで仕上げた、満足感の高い魚料理です。ホッケは脂肪分が少なく、高タンパクなため、食事に適しています。基本的な作り方は、ホッケを焼いてから、醤油、みりん、酒を混ぜた照り焼きソースをかける方法です。食材の素朴な味を引き出すことで、エネルギー源としても非常に優れています。

作り方と写真

60人前の材料…冷凍ホッケ切り身1人前1切れ

  1. ホッケを焼く:
    • 冷凍ホッケをホテルパンに並べ、スチコン温度280度、蒸気量80%、芯温85度まで蒸し焼きにします。
  2. 照り焼きのタレを作る:
    • 煮切り酒180cc・煮切り味醂180㏄・濃口180㏄・水540cc・砂糖を加熱します。
    • そこに生姜汁を入れ、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
  3. 仕上げ:
    • ①に②をかけると出来上がりです

ぜんまいとじゃが芋の煮物

ぜんまいとじゃが芋の煮物は、食物繊維が豊富であり、消化にも良い料理として人気があります。まず、じゃが芋を適当な大きさにカットし、ぜんまいと一緒に煮込みます。味付けには、しょうゆやみりんを用い、コクのある味わいを加えていくことが重要です。この料理は、ほっこりとした味わいで、心も身体も温まるものです。献立全体を考慮し、昼食のバランスを取るため、主食との相性も良いため、おすすめします。

作り方と写真

60人前の材料…水煮ぜんまい1p、じゃが芋3k、人参1k

  1. 人参を蒸す:
    • 人参をスチーム温度100度で蒸します。
  2. ぜんまい・じゃが芋を炒める:
    • 鍋にサラダ油・ごま油を熱し、ぜんまい・じゃが芋を炒めます。
      • 油でコーティングができ煮崩れ防止になります。
  3. 仕上げ:
    • ②に①を入れ、出汁1800㏄・味醂180㏄・濃口180㏄・砂糖で加熱し、アクを取り除きます。
    • それをホテルパンに移し、スチコン温度120度、蒸気量80%、時間20分間~30分間加熱すると出来上がりです。

春菊の辛し和え

春菊はビタミンやミネラルが豊富で、健康にも寄与する食材です。和え調味料に工夫することにより、少し甘みを加えたりして食感に変化を持たせることも見逃せません。春菊の特有の風味を残しつつ、バランスの良い献立を形成する大切な要素です。

作り方と写真

60人前の材料…冷凍春菊4p、玉葱4玉、からしチューブ1本

  1. 春菊を解凍する:
    • 冷凍春菊をザルに移し、流水解凍します。
      • この時に硬い茎の部分を取り除いてください。
  2. 玉ねぎを炊く:
    • 鍋に玉ねぎを入れ、出汁1080㏄・味醂180㏄・薄口90㏄・砂糖で炊きます。
  3. 仕上げ:
    • ②に絞った①を入れてサッと炊き、ブラストチラーで冷まします。
    • そこに練りからしを入れて味を調えると出来上がりです。

夜ご飯のレシピと献立表

夜の献立は、しっかりとした鶏肉と野菜が主役です。炒め物・豆の煮物を使った料理が楽しめます

鶏肉と大根の煮物

鶏肉と大根の煮物は、家庭料理でもポピュラーな料理で、その味わい深さが多くの人に愛されています。栄養価も高く、エネルギー補給に最適で、家庭的な温かみも感じられるこの料理は、夕食の中でもメインとなりえます。全体のボリュームを考え、各人分への換算も大切にします。

作り方と写真

60人前の材料…日本食研ごろごろチキン3p、大根5k、人参1k

  1. 大根・人参を蒸す:
    • 大根・人参を穴あきホテルパンに移し、スチーム温度100度で蒸し水にさらします。
  2. 仕上げ:
    • 鍋に水気を切った①・ごろごろチキンを入れ、出汁1800㏄・味醂180㏄・濃口180㏄・砂糖で炊きます。
    • 最後に粉山椒を振りかけると出来上がりです。

カリフラワーとベーコンの炒め物

カリフラワーとベーコンの炒め物は、食感と風味の両方を楽しむことができます。塩やコショウでシンプルに味を整えることが基本ですが、あらかじめゆでた後に炒めるため、ひと手間加えることでより香ばしさを増すことができます。食材の持つ栄養素を最大限に引き出すために、炒め方にも注意を払いながら調理します。

作り方と写真

60人前の材料…冷凍カリフラワー5p、ベーコン167g、玉葱4玉

  1. カリフラワーを焼く:
    • 冷凍カリフラワーにサラダ油・ガラスープの素をからめ、オーブン温度200度で焼きます。
  2. ベーコン・玉ねぎを炒める:
    • 鍋にサラダ油を熱し、ベーコン・玉ねぎを入れて炒めます。
  3. 仕上げ:
    • ②に①を入れ、塩・胡椒で味付けをすると出来上がり

五目豆

五目豆は、豆類が豊富で、特に栄養価が高いおかずとして知られています。いろいろな種類の豆と野菜を一緒に煮込むことにより、栄養のバランスが良く、食事全体の質を高める役割を果たします。クセが少なく、誰もが食べやすい料理として、夕食には欠かせない一品です。

作り方と写真

60人前の材料…市販の五目豆

  1. あけて盛り付けると出来上がりです。

毎回のご飯が、皆さんの元気の源になっていると嬉しいです。今後も皆さんに喜んでもらえるように、様々な料理に挑戦していきますのでお楽しみに!

本日の報告(朝61人・昼60人・夜60人)

売り上げ 96,400円       仕入れ額 30303円       原価率  31.4%   

今日の独り言( ̄y▽, ̄)╭

今日も疲れた💦気持の問題かな。

3月5日は何の日(どうでもいい雑学😊)

常陸牛の日

日付は同協会が設立された 1977年3月5日にちなんで、茨城県常陸牛振興協会が制定した記念日です。

常陸牛の日は、地域の特産物を尊重し、その魅力を再認識させる重要な日です。特に、常陸牛は軟らかく、脂ののった肉質があるため、煮込み料理や焼き肉に最高の食材となります。地域の生産者を支援することにもつながり、食材の安全性や質を確保するための意識を高めることができる日でもあります。こうした情報をもとに、料理を計画する際に、ローカルな食材についての関心を深めたいところです。

最後に

本日の献立をご紹介いたしました。高齢者の皆様が健康で笑顔で過ごすことができるよう、今後も心を込めて食事を提供していきます。食事は単なる栄養補給だけでなく、入居者様にとって重要なコミュニケーションの場であり、楽しいひと時でもあります。次回もお楽しみにしてください。

皆さんの意見や感想をぜひコメントに残してくださいね!どんな料理が気に入ったか、おすすめのレシピなども大歓迎。興味深い情報が集まる場所にしていきたいと考えていますので、お気軽に書き込んでください。料理の話題を通じて、皆さんとつながれたら嬉しいです!

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