毎日のご飯の写真と献立

老人ホームの2025年3月3日の献立表と鰺の香味焼きのレシピ

4 min
kenken_cook

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料理歴26年のベテラン調理師です。高齢者向けの食事を工夫しながら作っています。高齢者の方々に喜んでいただけるよう日々努力しています。ブログや高齢者の食事に関する疑問についてコメントをいただけると幸いです。私もまだ学ぶべきことが多いですが、一緒に頑張りましょう!(^▽^)/。

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今日の献立

このブログを通じて、老人ホームでの日々の食卓の様子が、ちょっとでも皆さんの日常に和やかな華を添えられれば嬉しいです。では、詳細なレシピと献立表をイメージしながら、本編をお楽しみください!

  • ちらし寿司、カニつみれと野菜の炊き合わせ、胡瓜と貝柱の柚子和え
  • 鰺の香味焼き、イカとじゃが芋の煮物、もずく酢

昼ご飯のレシピと献立表

ちらし寿司を中心とした、栄養満点のレシピが揃っています。煮物や和え物も組み合わせた、バランスの良い昼食献立です。

ちらし寿司

ちらし寿司は、色とりどりの具材を組み合わせた一品です。具材には、グリンピースやでんぶ、卵などを使用し、エネルギー値を高めています。栄養価はもちろん、食塩相当量にも配慮しつつ、どなたでも楽しめる味わいが魅力です。

作り方と写真

60人前の材料…日本食研ちらし寿司の素、乾燥錦糸卵1人前5g、冷凍グリンピース300g、桜でんぶ

  1. グリンピースに味付けをする:
    • 鍋に熱湯を沸かし、グリンピースを入れて加熱します。
    • それを水にさらしてゆっくりと冷まします。
      • ゆっくり冷ますことでグリンピースが縮むのを防ぎます。
    • 鍋に水・日本食研白だしを加熱し、冷まします。
    • 味付けした出汁に水気を切ったグリンピースを入れて、1日置いて味を含ませます。
  2. 錦糸卵をもどす:
    • 乾燥錦糸卵をサッと水に浸けて戻し、水気を切っておきます。
  3. 仕上げ:
    • 炊き立てご飯にちらしの素を混ぜ、冷まします。
    • そこに①・②・桜でんぶを盛り付けると出来上がりです。

カニつみれと野菜の炊き合わせ

カニつみれと野菜の炊き合わせは、柔らかいカニ肉をつみれにし、小芋や人参などの野菜を煮込んだ料理で、胃に優しい一品です。まず、つみれを出汁で煮込むことで、風味豊かなスープに仕上がります。栄養補助として、野菜の持つ食物繊維やビタミンも含まれており、ヘルシーな食事となります。

作り方と写真

60人前の材料…日本食研カニつみれ1人前1個、南瓜1人前1個、冷凍小芋1人前1個、人参1人前1個

  1. 人参を炊く:
    • 人参を出汁720㏄・味醂90㏄・濃口90㏄・砂糖を炊きます。
  2. 小芋を炊く:
    • 出汁1080㏄・味醂90・薄口90㏄を加熱します。
    • そこに冷凍小芋を入れて炊きます。
      • 冷凍小芋は、必ず加熱した出汁に入れて下さい。
  3. カニつみれを炊く:
    • 出汁1800㏄・味醂90㏄・薄口90㏄を加熱します。
    • そこに冷凍カニつみれを入れて炊きます。
  4. 南瓜を炊く:
    • 南瓜の炊き方は下記を参照して下さい。
  5. 仕上げ:
    • ①・②・③・④を盛り付けると出来上がりです。

胡瓜と貝柱の柚子和え

胡瓜と貝柱の柚子和えは、さっぱりとした味わいが特徴です。胡瓜を薄切りにし、貝柱とともに和え、その上から柚子の風味を加えるだけで完成します。この料理は、食塩を控えめにし、まろやかな味わいを実現しています。栄養面でも、貝柱に含まれるミネラルは高齢者の健康を支える大切な要素となります。

作り方と写真

60人前の材料…胡瓜35本、冷凍貝柱500g

  1. 胡瓜を塩水に浸ける:
    • 胡瓜を3%の塩水に浸けて1日おきます。
      • 塩水に浸けることで余分な水分を抜き、味付けしたときに水っぽくなるのを防ぎます。
  2. 貝柱を酒煎りする:
    • 鍋に冷凍貝柱・酒を入れて加熱します。
      • 酒煎りする事で、魚介類の臭みを取り除きます。
  3. 仕上げ:
    • 絞った①に②を入れ、日本食研白出汁で味付けをすると出来上がりです。

夜ご飯のレシピと献立表

夜の献立は、しっかりとした魚料理が主役です。栄養価が高い鰺を使った料理が楽しめます

鰺の香味焼き

鰺の香味焼きは、特製のタレを使った焼き魚の一品です。鰺は、脂がのっていて、味わい豊かな魚です。栄養的にも、魚に含まれるDHAやEPAは、心血管疾患の予防に役立つ成分として知られており、高齢者には特におすすめです。

作り方と写真

60人前の材料…冷凍鰺切り身1人前1切れ

  1. 鰺を焼く:
    • 冷凍鰺をホテルパンに並べ、スチコン温度280度、蒸気量80%、芯温85度まで蒸し焼きにします。
  2. 漬け地を作る:
    • 煮切り酒180cc・煮切り味醂180㏄・濃口126㏄・砂糖を加熱し、おろしにんにくを入れて冷まします。
  3. 鰺を真空する:
    • ①に②を入れて真空パックして1日置いて味を含ませます。
  4. 仕上げ:
    • 食べる前に③を湯煎15分間加熱すると出来上がりです。

イカとじゃが芋の煮物

イカとじゃが芋の煮物は、イカの旨味がじゃが芋に染み込んだ、食べ応えのある一品です。イカは硬くならないように短時間で煮込むのがポイントです。じゃが芋はホクホクとした食感を残し、煮汁には醤油やだしを加え、優しい味に仕上げます。この料理は、エネルギー源として重宝されるだけでなく、野菜を多く取り入れることで栄養価が向上します。

作り方と写真

60人前の材料…冷凍イカ切り身1p、じゃが芋3.5k、人参1k

  1. イカを酒煎りする:
    • イカを袋に入れたまま、流水解凍します。
    • 鍋に解凍したイカ・酒を入れて加熱します。
      • 酒煎りする事で、魚介類の臭み取り除きます。
  2. 人参を蒸す:
    • 人参をスチーム温度100度で蒸します。
  3. 仕上げ:
    • 鍋にサラダ油を熱し、じゃが芋・②を入れて炒めます。
      • 炒めることで、油でコーティングができ煮崩れ防止になります。
    • そこに出汁1800㏄・味醂180㏄・薄口180㏄・砂糖を入れて加熱します。
    • それに①を入れ、ホテルパンに移してからスチコン温度120度、蒸気量80%、時間20分間~30分間加熱すると出来上がりです。

もずく酢

もずく酢は、低カロリーで栄養豊富な副菜です。もずくの酸味が食欲を増進させ、消化を助ける働きもあります。酢で和えることで、さっぱりとした味わいに仕上がります。特に、高齢者に必要なビタミンやミネラルが豊富であるため、健康維持に役立つ一品です。栄養成分が優れ、食塩相当量も抑えられており、安心してお召し上がりいただける献立です。

作り方と写真

60人前の材料…もずく1.5k、胡瓜5本

  1. もずくを湯通しする:
    • もずくを熱湯に通して殺菌消毒します。
      • この時に不純物を取り除いてください。
  2. もずく酢を合わせる:
    • 出汁720㏄・味醂180㏄・酢360㏄・醤油砂糖を加熱し、酢っ気を飛ばしてから冷まします。
  3. 仕上げ:
    • ①に胡瓜を混ぜ、②・おろし生姜を入れて味を調えると出来上がりです。

毎回のご飯が、皆さんの元気の源になっていると嬉しいです。今後も皆さんに喜んでもらえるように、様々な料理に挑戦していきますのでお楽しみに!

本日の報告(朝61人・昼61人・夜61人)

売り上げ 97,600円       仕入れ額 31,539円       原価率  32.3%   

今日の独り言( ̄y▽, ̄)╭

委託業者にはこれが精一杯かな。原価・盛り付けがむずかしいって言われるし。

3月3日は何の日(どうでもいい雑学😊)

春のちらし寿司の日

日付は3月3日が桃の節句であり、ひな祭りが行われることからあじかんが制定した記念日です。

3月3日は、春のちらし寿司の日として知られています。この日にちらし寿司を食べることで、春の訪れを実感する方も多いでしょう。日本の伝統的な食文化と、その背景にある意味を理解することは、料理を作る上でも大変重要です。ちらし寿司は、家庭の食卓を彩る特別な料理であり、多くの家庭で親しまれています。

最後に

本日の献立をご紹介いたしました。高齢者の皆様が健康で笑顔で過ごすことができるよう、今後も心を込めて食事を提供していきます。食事は単なる栄養補給だけでなく、入居者様にとって重要なコミュニケーションの場であり、楽しいひと時でもあります。次回もお楽しみにしてください。

皆さんの意見や感想をぜひコメントに残してくださいね!どんな料理が気に入ったか、おすすめのレシピなども大歓迎。興味深い情報が集まる場所にしていきたいと考えていますので、お気軽に書き込んでください。料理の話題を通じて、皆さんとつながれたら嬉しいです!

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